Raspberry Pi のセットアップ(Raspbian Wheezy)
Raspberry Pi はじめたので、少しずつでも記録を残していこうと思います。
まずは月並みですが簡単にセットアップ編(Wheezyのインストールと起動まで)。
用意したハードウェア
ブートイディスクの作成
ブートイメージを以下から。
http://www.raspberrypi.org/downloads
いくつか選択肢がありますが、まずはオススメと書かれているRaspbian(DebianのRaspberry用) Wheezyを使ってみることにします。
執筆時点では
2013-05-25-wheezy-raspbian.zip
というファイルになります。これをダウンロードします。
ダウンロードが完了したら、zipを解凍します。2013-05-25-wheezy-raspbian.imgというファイルが展開されます。
% unzip 2013-05-25-wheezy-raspbian.zip Archive: 2013-05-25-wheezy-raspbian.zip inflating: 2013-05-25-wheezy-raspbian.img % ls -l -rw-r--r-- 1 penkoba users 1939865600 5月 26 02:59 2013-05-25-wheezy-raspbian.img -rw-r--r-- 1 penkoba users 518462948 7月 7 02:45 2013-05-25-wheezy-raspbian.zip
これを用意したSDカードに焼きます。
最初は定サイズのイメージで焼きますが、初回ブート時にファイルシステムをストレージのサイズに広げる作業ができます。
SDカードを母艦に接続し、デバイスを確認します。
% dmesg [ 78.831247] sdc: detected capacity change from 2014838784 to 0 [ 83.663216] sd 5:0:0:0: [sdc] 3935232 512-byte logical blocks: (2.01 GB/1.87 GiB) [ 83.665052] sd 5:0:0:0: [sdc] No Caching mode page present [ 83.665061] sd 5:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through [ 83.667661] sd 5:0:0:0: [sdc] No Caching mode page present [ 83.667670] sd 5:0:0:0: [sdc] Assuming drive cache: write through [ 83.669064] sdc: sdc1
ここではsdcになります。
ddでイメージを焼きます。数分〜10分程度。
% sudo dd if=2013-05-25-wheezy-raspbian.img of=/dev/sdc 3788800+0 レコード入力 3788800+0 レコード出力 1939865600 バイト (1.9 GB) コピーされました、 449.872 秒、 4.3 MB/秒
カードの状態によってはなぜか1度でうまく焼けない
(カーネルは起動しているけどgettyが動かないなど)ことがありましたが、
その場合も何度かやったらうまくいったりしたので何回かトライしてみてください。
起動
イメージを焼いたら、起動します。
HDMIモニター、LANケーブル(無くても可)、キーボード、マウスをRaspberry Piに接続。
先ほどイメージを焼いたSDカードを挿して電源を入れます。
するとシステムがブートし、こんな初期設定画面に入ります。
適宜設定し(ファイルシステムの拡張もここでします)、リブートします。
リブートすると、自動でdesktopに入るのを選ばなかった場合はrunlevel3で起動します。
設定した(またはデフォルトの)パスワードでログイン。
startxすれば、デザインとしてちょっとどうかと思う(笑)デスクトップが現れます。
ネットワークはDHCPクライアントとして設定されています。
固定IPを振る場合は/etc/network/interfacesを修正。
/etc/network/interfaces 例
auto lo iface lo inet loopback iface eth0 inet static address 192.168.1.10 netmask 255.255.255.0 gateway 192.168.1.254
オンラインになれば母艦からsshでログインできますのでこれで開発のベースが整います。